FAMILY
「最近あいつどうしてるかな?」
30代後半にさしかかると、昔の自分が楽しく過ごした時間を共有した仲間のことを思い出す事があり、そのたびに懐かしくも少し寂しい気持ちになります。
時が流れ、生活環境もそれぞれ変化していくにつれて会わなくなっていく人が多くなるのは仕方のないことなのかもしれません。
なんて言葉がありますが本当にそうなのでしょうか。少し掘り下げてみましょう。
出会いは友達の紹介や趣味のオフ会で顔を合わせたり、カフェで隣に座ったりと色々ですが、確かに全て偶然のように思えます。
若い頃に比べると、歳を重ねるにつれて出会いは少なくなっていると感じている方は多いと思うのですが、それは果たして偶然なのでしょうか。
僕は旅をしている事で常に新しい出会いがあり、一般的な統計とは少しかけ離れているのですが、そんな僕でも最近は出会いが減ったように感じるくらいです。
20代の変化のあった生活から40代以降の変化のない生活に、いつ頃からシフトしていくのか考えたことはありますか?
退屈な人生を送らない為に、この変化のプロセスを知る事はとても重要です。
もう40代なんだけど・・・。
と思っているそこのアナタ。
なんて言葉があるので大丈夫です。知っておいて無駄な事はありません。
また、若さだけで勝負できる年代のそこのキミも、いまから知っておいて損なことなど何もないのです。
僕はひとつだけ変な趣味があります。
誰かのことを思い出しては、その人の状況をイメージして「こんなこと思っているんだろうな」、「こんな生活しているんだろうな」等と妄想しています。
なので、時折 旧友にあっては人の進捗を聞き、予想とビンゴなら宝くじに当たったように嬉しいのです。しかも的中率は歳を取る毎に上がってきています。
やはり、変な趣味です(笑)
その趣味のおかげで、いろんな人の人生を覗き見る事ができます。
仲間との別れについて話しましょう。
別れには偶然のエッセンスはなく必然でしかありませんし、会わなくなった仲間のことは嫌いではないはずです。
ただ時が流れ、生活環境等が変化したことが原因になることがほとんどです。
同じ仲間でいつも楽しい時間を過ごしている人もいますし、その仲間を自ら離れる人もいます。
どちらが正解でどちらが不正解だと判断しようとするのはナンセンスです。
これは必然です。
僕は飽き性なので、一つの所にずっといる事ができないから仲間を自ら離れるタイプです。
なので旅が気持ち良いのかもしれませんね。
ここで言いたいのは、
離れた人の気持ちは他に行きたい場所や新しい仲間が必要だったから。残った人の気持ちは今の仲間が最高だから。
この2つは歪みをうむと思いませんか。
今の仲間を否定してしまう形になり、否定された形になります。
これが離れたら戻れない心境にさせてしまう仕組みなのですが、そのことに気づいている人は少ないのではないでしょうか。
では、真の仲間と偽りの仲間の違いをズバリ言います。
本当の仲間とは、自分が決めた道を応援してくれる人のことです。
新しいステージに向かおうと決めた人を引き留めようとするのではなく、いつだって背中を押してくれる人のことを真の仲間と呼びます。
都合の良い時は協力しあい、都合が悪くなると手のひらを返すように批判してくる輩が仲間にいるなら今すぐ仲間から離れることです。
先ほども言いましたが、20代前半のように出会いを求めて街に繰り出せば、出会いは沢山ありますし作れます。
少し残酷な言い方になりますが、ポーカーのようにカードを入れ替えるのが良いでしょう。
日本を離れ世界を旅して約7年が経とうとしている今だからこそ、冷静に過去の仲間との思い出や価値や重要性に気づく事ができました。
まずは、たった1人でいいのでそんな人を探しましょう。
最後に一言。